2024年10月23日に、韓国で開催された「第8回北東アジア脱炭素キャンパス国際際学術フォーラム;Forum for North-East Asia Carbon Neutral Campus」に、オンラインで参加し、英語による研究・活動発表を行いました。
朴 恵淑三重大学地域イノベーション学研究科客員教授・「三重GPN」代表幹事(会長)・東洋紡楠リノベーション(TRC)顧問の指導を受けて、小西 凌三重大学人文学部非常勤講師・「三重GPN」事務局メンバー、安部大樹三重大学人文学部特任助教・「三重GPN」事務局メンバーが、「行政と企業とのパートナーシップによる三重大学生の脱炭素社会創生活動;Mie University Students’ Carbon Neutrality Activities in Collaboration with Government and Companies」の英語による研究発表を行いました。
三重大学の発表内容は、大きく2つに構成され、第1部では、持続可能な脱炭素社会(カーボンニュートラル)創生のための三重大学のキャンパスにおける創エネ・蓄エネ・省エネ活動によるエネルギー消費の削減、第2部では、持続可能な循環型社会(サーキュラーエコノミー)創生のための「三重グリーン購入ネットワーク(三重GPN)」活動、伊勢湾最大級の松名瀬干潟のクリーンで豊かな生物多様性を守り、三重県初のラムサール条約登録に向けた、トヨタ自動車(株)・伊勢新聞社との協働による海岸清掃・生物多様性学習の「トヨタソーシャルフェス in 松名瀬・三重」活動、三重県・三重県地球温暖化防止活動推進センター主催の三重県最大の環境フェアの「みえ環境フェア」での活動展示およびステージイベントの環境トークでの活動紹介、国際環境技術移転センター(ICETT)と国際協力機構(JICA)との連携による世界の若手行政官と三重大学生との環境・SDGs国際ワークショップ、中部電力(株)との連携による「エネルギー見学会」などの活動について説明を行いました。さらに、「三重大学ESD-SDGsクラブ」の活動が高く評価され、2022年12月に開催された「第10回日本サステイナブルキャンパス推進協議会(CAS-Net JAPAN)年次大会」において、学生活動部門の最優秀賞(SC賞)受賞についても発表を行いました。
本国際フォーラムには、韓国淑明女子大学、韓国東国大学、中国石油大学、中国山東ジャンズ大学、中国ウエンゾウ大学、日本三重大学の教員と学生が参加され、キャンパスの脱炭素社会創生活動の研究や活動発表および日中韓の学生同士の活発な討論を行ないました。
北東アジアの日中韓の次世代のグローカル(Glo-Cal)環境・SDGs人材が、地球規模で考え、地域で活動するための情報共有をしながら、環境・SDGs活動のさらなる発展的展開のための国際ネットワークの構築、次世代の環境・SDGs人材育成のためのプラットフォームとなる「北東アジア脱炭素キャンパス国際学術フォーラム;Forum for North-East Asia Carbon Neutral Campus」に、継続して参加し、環境・SDGsの研究および活動内容を発表することとなりました。