9月3日(火)の午後6時30分から7時までの「FM三重」の生放送番組に、「三重GPN」朴 恵淑代表幹事と「FM三重」代田和也アナウンサーとで、9月9日(月)の午後1時30分から4時までに、三重大学人文学部大講義室において開催される「三重GPN」令和6年度通常総会・記念講演会の紹介を行いました。

最初に、8月下旬に三重県を含む日本に甚大な被害をもたらした、台風10号についての話からはじまりました。三重県、日本、世界は、地球温暖化による気候危機に直面していて、三重県においても、体温を上回る猛暑が続き、次から次へと発生する大型台風によって、命に関わる甚大な被害を受けていることから、もはや三重県は、四季折々の温帯地域から亜熱帯地域に変わったと言っても過言ではない時代に突入していることが話されました。自然災害から命を守り、誰一人取り残さないためには、2030年の持続可能な開発目標(SDGs)の達成、持続可能な循環型社会創生(サーキュラーエコノミー)、2050年の脱炭素社会創生(カーボンニュートラル)のために、三重県がトップランナーとして役割を果たさなければならないことが話されました。

続いて、「三重GPN」は、このような時代の要請のもと、2023年4月1日に、三重県の産官学民との緊密な連携によるプラットフォームの役割を担ために構築されたことを話しました。2000年のグリーン購入法の制定によって、環境省の傘のもと、東京に本部、全国の6つの地域にグリーン購入ネットワークが構築されましたが、三重県、愛知県、岐阜県、静岡県、長野県、富山県、石川県、福井県など、東海・中部地域は、地域のグリーン購入ネットワークが構築されず、2023年4月に三重県において最初に構築されたのが「三重GPN」であることが話されました。

さらに、「三重GPN」は、三重県を中心としながら、東海・中部地域、日本、アジア、世界に向けたグローバルと地域を繋ぐ、グローカル活動に力点を置いていることを強調しました。「三重GPN」は、事務局を三重大学内の朴 恵淑研究室に置き、事務局メンバーを三重大学院生や留学生が担うことで、次世代を担う若手の国際環境・SDGs人材の育成の場としても大きな意義を持っていること、また、国連の環境関連の国際会議、例えば、国連気候変動枠組条約締約国会議(COP)に参加し、「三重GPN」の活動について、国際的にも積極的な発信を行なっていることを強調しました。

最後に、9月9日(月)の午後1時30分から4時までに、三重大学人文学部大講義室において開催される「三重GPN」令和6年度通常総会・記念講演会について紹介しました。まず、「三重GPN」の発展的展開のために、会員との緊密な連携をはかる通常総会を行い、続いて、東京のグリーン購入ネットワーク(GPN)の深津学治事務局長による記念講演会『2050年カーボンニュートラルを担う「持続可能な消費と生産」の役割』を行い、日本の脱炭素社会創生において、私たちは何をすべきかについても一緒に考える時間を設けていることを紹介しました。

「三重GPN」の会員はもちろんのこと、一般の方々も参加費無料で自由に参加できることについて話をしました。通常総会においては、会員以外の一般の方々は傍聴となりますが、記念講演会においては、会員と同様に質疑応答など、自由に参加できることをアピールしました。参加方法は、対面式とオンライン(Zoom)での参加のどちらでも可能であり、対面式においては、事前申し込みは不要で、当日、直接お越し頂くと参加できることを話しました。オンライン(Zoom)での参加においては、事前申し込みが必要となり、「三重GPN」のHPのトップページの新着情報において、非会員の申し込みが必要であることを話しました。ただ、オンライン(Zoom)での参加においては、記念講演会のみの参加(9月9日(月)午後2時30分〜4時)となることを話しました。

今回、「FM三重」の代田和也アナウンサーとの生放送を通じて、「三重GPN」は、環境・経済・社会の調和の取れた、持続可能な三重創生のための産官学民の緊密な連携を図るプラットフォームであり、地域に根ざし、世界へ通用できる、常に成長する組織として、「三重GPN」の社会的責任(CSR)を果たすことはもちろんのこと、三重の共有価値の創造(CSV)に貢献しなければならないことが再認識できました。「三重GPN」令和6年度通常総会・記念講演会は、「三重GPN」のさらなる発展的展開のための重要なターニングポイントとなることに気づく大変有意義な機会となりました。